こんな症状で悩んでいませんか?

1.膝が痛くて正座できない

2.階段の昇降時に痛みが出る

3.病院で水をよく抜いてもらう

4.寝返りの際膝が痛くてできない

5.普段は痛くないけど、運動時に痛みが出る

どれか一つでも当てはまる方は、膝に問題がある可能性があります

膝痛の原因

1.骨が変形している(変形性膝関節症)

2.血行不良で筋肉が硬くなり痛みが出る(筋膜炎)

3.靭帯が損傷している
A)オスグッド・シュラッター病
B)ジャンパー膝
c)ランナー膝

4.半月板の損傷が見られる

5.膝関節のアライメントの異常(骨と骨のズレ)

6.炎症して水が溜まっている

1.骨が変形している

変形性膝関節症

男女差では1:4で女性に多くみられます。

これは女性は男性に比べ筋力が弱いからです。

高齢者になるほど罹患率は高くなります。
主な症状は膝の痛みと水がたまる(浮腫)ことです。
初期では朝起きる時、歩き始めの、ひざの違和感がみられます。
この段階で、ひざを動かし始めに痛みがでますが、この痛みは長続きせず
しばらくするとまったく痛みがなくなる場合がほとんどです。

中期では膝の痛みが自覚できます。
ひざが完全に曲がりきらない、
伸びきらなくなったり、
正座やしゃがみこむ等の動作が苦痛になってきます。
階段の上り下りもつらくなります。
特に下りがつらくなります。
個人差はありますがほとんどの方は、
ひざの周辺が腫れたり、熱感をともなったり、
むくんだりして炎症が起きます。
さらに、ひざに水がたまってひざ重くだるい感じや、圧迫感を感じます。
この段階では、だんだんO脚気味になっていき、
ひざに力のかかる動きをすると骨同士が当ってゴリゴリする感じを受けることもあります。

後期では、日常生活に支障が起こるほどの痛みになります。
そのため、仕事をする、買い物に行く、
旅行に出かけるなどの社会活動が思うようにできなくなります。
活動範囲が狭まり、外界からの刺激が少ない生活になり、
徐々にストレスがたまり、体重が増加したりうつ状態に陥りやすくなることもあります。
また、高齢者の中には、こうした生活(家の外に出ない)が続くと、
痴呆の症状が現れてくる人もいます。
この段階では、骨の変形が相当進んできますので、外見的にもO脚が目立つようになります。

原因は関節軟骨の老化によることが多く、
肥満や素因(遺伝子)も関与しています。
また骨折、靱帯や半月板損傷などの外傷、
化膿性関節炎などの感染の後遺症として発症することがあります。
加齢によるものでは、関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、
使い過ぎによりすり減り、関節が変形します。

2.血行不良で筋肉が硬くなり痛みが出る

膝の曲げ伸ばしは筋肉が収縮することで起こります。
なんの問題もなければスムーズに動かすことができますが、
筋肉に問題があると痛みが発生しうまく動かすことができません。

その原因として筋肉のアンバランスが考えられます。
アンバランスとは膝を伸ばす筋肉だけでも4個あります。
曲げる筋肉は8個もあります。
伸ばす場合はこの4つの筋肉が均等に使われている状態が正常ですが
特に膝の内側の筋肉の低下により、
他の3つの筋肉が頑張って変わりに働いているのです。
これが筋肉のアンバランスです。

その結果外側の筋肉ばかり使うので筋肉が張ったり、
血行不良が起きてしまいます。
最悪の場合膝の変形になってしまいます。

膝の関節を曲げ伸ばしするためには、実際たくさんの筋肉が使われます。
その中でも重要な筋肉について説明します。

筋膜炎

大腿四頭筋

膝痛の人は必ずこの筋肉が硬くなり硬結が見られます。
膝を伸ばすために重要な筋肉になります。

内転筋

この筋肉は足を閉じる役割があります。
この筋肉は硬くなよりは、筋力不足でうまく膝の関節が働かなくなります。
変形性膝関節症もこの筋肉の低下で変形していきます。

大腰筋

この筋肉は一見膝には関係ないように見えますが、
この筋肉が硬くなると大腿骨を外旋させ、膝にねじれを引き起こします。
そのため膝周りの筋肉が引っ張られ痛みが起きます。

膝窩筋

ハムストリング

この2つの筋肉は膝の裏が痛い場合に硬くなっている筋肉です。

3.靭帯が損傷している

オスグッド・シュラッター病

この病気では、膝の前側で膝蓋骨のやや下あたりに大きな骨の膨らみを触れるようになり、
歩いたり運動時の痛みを感じます。
サッカーなど、膝を強く伸縮する動作を多く行うスポーツを続けている男児によく発生します。

骨が膨らんで飛び出たようになった部分を脛骨粗面(けいこつそめん)と呼び、
この部に症状が限局し、レントゲンでこの脛骨粗面に異常所見が見られると、診断が確定します。

症状が軽い場合は、ストレッチや装具療法を行い、
スポーツを継続しながら治療することもできますが、
なかなか症状が治まらない場合や、症状が強い場合は、
仕方なくスポーツを中止し、安静にすることになります。

ジャンパー膝

膝蓋骨と脛骨粗面(膝前面で膝蓋骨のやや下にある骨が膨らんだ部分)との間にある
膝蓋腱と呼ばれる腱、またはその周囲の炎症によって痛みを生じる障害です。
バレーボールやバスケットボールなど、
ジャンプを多く行う競技で高頻度に発生することからこの病名で呼ばれるようになりました。

ランナー膝

ランニングによって生じる膝周囲の痛みをランナー膝と呼びますが、
主に膝蓋骨の異常を起こす膝蓋軟骨軟化症と腸脛靭帯炎とが含まれます。

膝蓋軟骨軟化症では、運動時の他に階段の昇降時に膝蓋骨周囲に痛みを感じ、
体重をかけた状態で膝を曲げ伸ばしすると、痛みとともに異常音を生じることもあります。

4.半月板の損傷が見られる

重度の変形性膝関節症に見られます。

O脚になると、どうしてもひざの内側に負担がかかりやすくなり、
その状態が長く続くと、関節軟骨が部分的にすり減っていきます。
その結果、骨どうしがこすれ合う状態に陥り、
変形性ひざ関節症になってしまうのです。
変形性ひざ関節症は、症状の進行とともに、
O脚の度合いもひどくなるので、痛みもどんどん増していきます。

さらに、ひざに痛みがあると意識的に曲げないようになり、
やがて筋肉が硬くなって、関節の動きも悪くなります。
このような状態を拘縮(こわばり)といいますが、
拘縮に陥ると、血流が悪くなるため、痛みの悪化につながります。
もちろん、初めからO脚が原因で変形性ひざ関節症になる場合もありますが、
総じて、半月板損傷の患者さんは、変形性ひざ関節症の予備軍といえるでしょう

5.膝関節のアライメントの異常

鵞足炎

膝の内側に痛みを生じる病気としては、
内側半月板損傷や変形性関節症が見られますが、
それ以外にも、いくつかの腱が脛骨と接する部分に炎症が起こって、
膝内側に痛みを生じることがあります。

膝を曲げるために働く腱のうち、
脛骨の前内側に付着している3つの腱(薄筋・半腱様筋・半膜様筋)を総称して鵞足と呼び、
陸上などのスポーツによって炎症を生じ、
痛みの原因となります。
鵞足部分に圧痛を認めることが多く、時にこの部の腫れに気づくこともあります。

6.炎症して水が溜まっている

いろいろな膝の障害で、水は溜まるので原因として様々あります。
どうしても痛くて歩けないときは病院で水を抜いてもらうと楽になります。
水を抜くのは最終手段と思って下さい。
水が溜まるのは身体の免疫反応です。
早く膝が治る様に、白血球をたくさん膝に集めています。
そのため膝が腫れてしむのです
原因があるから水は溜まるので
できれば抜かないほうがいいと思います。

みんなの疑問?

Q:病院に行ったところ「レントゲンではそれほど悪くない」といわれたのですが、膝はとても痛いです。どうしてなのでしょうか?

レントゲン検査での骨の変形と、痛みの強さは、必ずしも一致するわけではありません。
つまりレントゲンではそこまで変形していないのに強く痛い、という人もいれば、
レントゲンでそこそこ変形しているのに痛くない、という方もいます。

実は変形性膝関節症の痛みは、骨の変形だけが原因ではありません。
骨の変形はかなり重度になると(ひどい変形)痛みを発生させますが、
重度になる手前の段階では痛みの原因にはならないのです。
では骨の変形以外で何が痛みの原因になっているのでしょうか?

一つの原因は炎症です。膝の関節の周りに炎症が起きていると痛みの原因になります。
また、最近では関節のまわりに異常な血管がたくさんできて、痛みの原因になることがわかってきました。

Q:膝痛で病院でレントゲンを撮ったら、骨と骨の隙間が狭くなっているといわれました。

変形性膝関節症という状態になっているかもしれません。

関節には骨と骨の間に軟骨があるのが普通です。
軟骨があることで骨同士がぶつかってしまうのを防いでいます。
ところが年齢とともに関節に炎症が起きると軟骨がすり減ってしまいます。
すると骨に負担がかかり、骨の形も綺麗ではなくなり、ボコボコしたいびつに変形するため、変形性関節症と言います。

変形の度合いによって治療方法も異なります。
早期の状態であれば進行を予防することもできます。
一度専門の医療機関を受診することをお勧めします。

Q : 左の膝の皿が少しプニプニして膝に水が溜まっている感じがします 。まだ 普通に足を曲げても痛くはないんですが、正座をすると違和感があります。

お皿がプニプニする症状は膝蓋跳動といって膝に水がたまっている症状です。
水が溜まる原因としては靭帯、半月板に炎症があるために引き起こされます。
まずは安静にして膝のアイシングをすることで1週間くらいしても腫れがおさまらなければ病院、
整体院などに受診したほうがいいと思います。

Q : 普段の運動不足を解消のためスクワットとランニングで1ヶ月ほど頑張りました。
すると突然、前触れもなく左膝に激痛を感じ歩くのもたいへんです。どうすればいいですか。

1つ目の原因はオーバーワークです。
自分は無理しているつもりはないけど、身体はどんどん疲れています。
2つ目の原因はスクワットのフォームがまちがっている。
スクワットで膝に負荷がかかりすぎると膝痛の原因になります。
正しいフォームはお尻、ハムストリングス(モモタの後ろ)に負荷がかからないといといけません。
対処方法はランニング、スクワットの中止。
これで炎症はおさまります。治ってから正しいフォームで取り組んで下さい。

Q : 膝痛ってやはり体重も関係あるのでしょうか

体重に問題がある、すべての人が膝痛ではありません。
本当の原因は必ずほかにあります。安心して下さい。
しかし健康には良くないので身体の管理には注意しましょう。

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