本当のリハビリの意味

・人の体は小宇宙といわれています。それは人の体がとても精巧にできており、どんなに科学が進んでも解明できないそれほどまでに奥が深いということです。 ふだん何げなく行う行動、例えばご飯を食べるのに箸をもって食材をつまみ、口に持っていき、そして咀嚼します。この動作だけでも、ものすごい脳えの指令が行われます。箸を持つ力加減、食材を挟む力加減、その時でさえ体は倒れないようにバランスを調整し、口に持っていくスピード、匂いや、味本当にさまざまのことをほとんどが無意識のうちに行います。さらに食べたものを消化し栄養素を細胞におくることは自分の意志とは無関係に行います。代謝の60パーセントは安静にして生きているだけで消費されます。これらの行為を統制しているのが脳です。私たちは意識して行動することより無意識で行動していることのほうが圧倒的に多いのです。その大事な脳の一部が機能しなくなることは生きていくうえで障害となってしまいます。基本的には脳細胞は再生されないといわれています。しかし例えば22号線がある特定の場所で通行止めになったとして(脳梗塞で死んだ神経細胞)、そのままでは進めません。ここで待っているのか、あるいは他のう回路を探して通るのか?現実の世界なら待っていればいつかは通れます。しかし脳の神経は待っていても通れません。それは再生しないからです。ならばう回路を探すしかありません。この行動がリハビリです。今まで使っていた道は使えません。体を動かすことで新たなう回路を構築していくことです。発病後から2か月の間は脳もとて活発にう回路を探します。このため日に日に体が動かせるようになっていきます。その後は思うように成果が上がらないのが実情です。その背景には病院を退院しなくてはいけない、リハビリに通うところがないなども要因の一つではないでしょうか?そのため何をしていいのかわからない。毎日頑張っても成果が出ないのであきらめてしまう。私が思うのは体を一刻も早く治したいのは誰もが思っています。しかし成果がついてこない。むやみに頑張りすぎても痙縮が出てしまう。リハビリとは無理やり頑張るのではなく常に脳で考え、いまどこの筋肉を使っているのか脳に教えてあげることがリハビリだと思います。ただむやみに動かすだけでは、う回路は構築されません。脳と一緒に考えることで構築されていきます。何年たってもあきらめることはありません。人間の体は小宇宙です。だれも脳のことはわかってはいません。人間の可能性は無限大だと私は思います。

マッサージの意義

片麻痺の患者さんは拘縮、痙縮で関節が固まってしまいます。痙縮とは自分の意志とは関係なく手腕が勝手に曲がったり、足が突然ピーンとつっぱたりしてしまいます。これは筋肉の伸張反射が亢進してしまうからです。 拘縮とは痙縮の状態が長く続くと筋肉が固まり、関節を動かせないので次第に関節の可動域が少なくなっていき日常生活に支障をきたします。拘縮や筋が固くなってしまうと血行不良で筋肉の細胞に栄養が行きずらくなってしまいます。必要なものを取り入れて、不要なものはゴミ箱へ、血液の循環を利用して促進していくのがマッサージになります。またはこれ以上症状が悪化しないように予防のためのもなります。患側があまり使えないと代償動作で健側のほうに負担がかかります。この状態を見過ごすと健側まで悪化してしまいます。健側の施術のほうもとても大事になります。健側の症状の悪化の防止、患側の拘縮の防止という観点にてとてもい意義があります。